菅田将暉のオールナイトニッポンが終わる

2017年4月から始まった菅田将暉のオールナイトニッポンが、終わる。

 

私は2020年の自粛期間に初めて菅田将暉のラジオを聴きました。

もちろんすぐにはまり、毎週ではないものの聴き続けてきました。

必ずしも毎週聴いていたわけではないただの底辺にわかリスナーです。

毎週聞いているヘビーリスナーには全く及ばないし、共鳴者としても十分なお布施ができていない、と悔しい思いでいっぱいです。(なけなしのお金でカタログだけは買った。)

 

でも、菅田将暉のオールナイトニッポンを心の支えにしていた一リスナーとして私の気持ちをここに書き記したいと思います。

ここでは敬意と愛(?)を込めて呼び捨てにさせてもらいます。

 

ラジオの菅田将暉は違いました。

バラエティに出ている菅田将暉とも違うし、映画やドラマの菅田将暉とももちろん違います。同じ人ではあるけれど、私にとっては別の菅田将暉だったのです。

 

深夜にガハハと豪快に笑う菅田将暉は間違いなくリスナーの友達でした。

 

ラジオパーソナリティはリスナーにとって絶対的な友達だと常に思っていますが、菅田将暉の友達感は異常だった。教室で話しているような感覚に陥るのです。それくらい普通。それくらい身近。

 

菅田将暉のラジオが終わるというのはもはや、仲の良い友達が引っ越してしまうような、クラス替えで仲の良かった友達とあんまり会えなくなってしまうような、そんな悲しさがあります。

 

ここで菅田将暉のラジオで私の印象に残っている回を振り返ってみました。

  • ラジオスタッフを「雑魚」と呼ぶ、態度がクソでかい菅田将暉とスタッフの攻防が見れる回
  • 検尿カップをトイレに詰まらせ27万の修理代を払い、そのお金でバリ島に行けることをリスナーに指摘されブチギレる幼稚回
  • USJとのコラボが叶ったのにも関わらず、持ち企画であるユニバーサル・菅田ジオ・ジャパンが開園初日にスピード閉園し、その後曲コールをミスる回
  • イライジャウッド回、トビーマグワイア回、ドウェインジョンソン回
  • アカデミー賞授賞式で「口パクでトビーマグワイアと言え」などリスナーからはちゃめちゃミッションを任せられる不憫回
  • リモートラジオ時代、トップコートのヨワヨワwifiのせいで音声があまりに悪いので「雷帝」という異名で呼ばれる回
  • 伝説の2020年3月30日の放送にて「共鳴」というクソ胡散臭いワードを広め、共鳴者以外を排除したカルト集団を作ろうとする回
  • パーカー販売の際にサーバーが落ちず、サーバーをSサイズにしようと支離滅裂な提案を始める回
  • トップコートランドのサーバーダウンの話の時に、リスナーにプログラミング言語のことを聞かれ、「プログラミング言語?日本語です」というプログラミングのことなんもわかってねえことが露呈する回
  • 餅つきがしたい、凧揚げがしたい、と正月の楽しみをお披露目する回
  • 見たこともない景色回

 

とまああげればキリがないのでこの辺でやめておきますが、本当にいろんな回がありました。どの回でも、菅田将暉はリスナーにも、ラジオスタッフにもずっと馬鹿にされていました。

 

ブログ・twitterにあるグッズのモデル画像では、菅田将暉を「ガリガリ」と称し、音声を捏造してまで菅田将暉を貶めようとするラジオスタッフたち。

菅田将暉を「菅田」と呼び、ことあるごとに様々な要求をしてきたリスナーたち。

ラジオ職人のてっぺんが集まり、ゴキブリ退治ができないラジオスタッフが集まった菅田将暉のオールナイトニッポン。

菅田将暉だけが面白いのではなく、スタッフさんもラジオ職人さんたちもガチで面白く、面白いものを作り出す天才だったのです。本当に尊敬しかありません。

そんな面白ラジオだった菅田将暉のブログのセンスもずば抜けていました。あれはどなたが書かれてるんでしょうか?菅田将暉のラジオ本出してくれませんか?

 

そんな全員が面白い最高ラジオがもう終わってしまいます。
 
ラジオを聴いているリスナーしか知らないことがパンパンに詰まった菅田将暉のオールナイトニッポンが、終わってしまう。
ということはつまり、テレビや映画でしか菅田将暉を見ていない人たちに、ラジオの菅田を知っているということをイキリ散らかすことがもうできないということ。
 
底辺リスナーである私は「ラジオの菅田将暉を知っている」という小さい誇りを支えにして生きていました。
全部聴けていたわけではないけど、少なくとも2年間は菅田将暉のオールナイトニッポンを聴けて本当によかった。一生誇って生きていこうと思います。
 

言いたいことが多すぎて、何を言いたいかわからなくなってきましたが、私はとにかく菅田将暉のオールナイトニッポンが好きだった。

あの甲高い、馬鹿でかい笑い声を静かな部屋で聴く夜中の2時間も、

リスナーと、ラジオスタッフに馬鹿にされムキになる俳優菅田将暉のことも、

福田さんの笑い声が割とよく聞こえるあのラジオブースも、

月曜日、週の初めの憂鬱を笑い飛ばしてくれる能天気ラジオが、大好きでした。

思いがけず激キモブログになってしまいました。すみません、、、

 

200回目の放送の公式ラジオブログが本当に良かったので、引用して終わりたいと思います。

かの伝記にある言葉を借りるなら

「泣く仕事笑う仕事 自分じゃない誰かになる仕事」

そんな「俳優」という仕事を戦い抜く中で、何も演じてない「人間」としての菅田将暉が、ただそこにいる2時間。

笑った放送も、退屈な放送も、それは菅田将暉が、人間であっただけの記録。

そんな人間・菅田将暉劇場200回公演が開演。

www.allnightnippon.com

 

「人間」としての菅田将暉が見れた、と思ってるなんてとんでもないお門違いの傲慢な考えかもしれません。でも、楽しかった。俳優も普通の人間なんだな、と思えました。

たくさんの夢を見せてくれてありがとうございました。

最後まで聴き届けます!ほな!

 

 

 

菅田将暉番組ブログ

www.allnightnippon.com